所長からのごあいさつ

所長からのごあいさつ

守谷中央法律事務所のホームページをご覧いただき,有難うございます。当事務所は,平成20年4月に,茨城県守谷市のつくばエクスプレス・関東鉄道常総線各守谷駅徒歩3分の場所に,茨城県南部にお住まいの企業や個人の皆様の法的ニーズに応えるために設立されました。おかげさまで,設立以来,多数の皆様の法的問題の解決のお役に立つことができました。


近年の弁護士業界を取り巻く状況

守谷市の町並み

近時の弁護士業界に関連する大きな変化としては,司法制度改革の流れの中で,とかく詰め込み教育・一発勝負との批判があり,また合格までの長年にわたる受験生活が半ば当然だった旧司法試験制度が見直され,新たな法曹教育のために大学院レベルのロースクール制度が導入され,それに伴って新司法試験制度が導入されたことが挙げられます。


その結果,司法試験合格者数が,旧司法試験時に比べ格段に増加しました。実際に,全国の弁護士数は,過去数年毎年1,000名の大台を大きく超えるペースで増加しています。茨城県弁護士会も,平成18年3月末現在では会員数116名でありましたが,令和6年1月には306名となっております。

そうした茨城県の中でも,南部は特に弁護士数が急増している地域です。因みに,当事務所の位置する水戸地方裁判所龍ケ崎支部管内の弁護士数は,令和6年1月現在では39名となっております。茨城県では,これまで弁護士の助力が必要となる際は,東京都・千葉県の弁護士に依頼していた人も多いと思われますので,それだけ弁護士へのアクセスが容易になっていると言えます。

このように,弁護士数が増加してくると,各弁護士の専門化という問題は避けて通れない問題だと思います。数が少ない内は,国民の幅広い法的ニーズに応えていくためには,自ずと一人一人が均質的な「何でも屋」でなければなりませんでした。しかし,現代では,国民が直面する法律問題も,量的に増大したばかりでなく,質的にも複雑・多様化しています。そのため,紛争解決を担当する弁護士も日々技量の向上に努めなければなりません。

しかし,弁護士のマンパワーには限界があります。とすれば,各人が得意とする分野に,程度の差はあれ,特化していくのが必然的方向と言えます。また,弁護士数が増加すれば,各弁護士が専門に特化しても,弁護士全体とすれば,社会の様々なニーズに対応していくことが可能になります。ここにこそ司法制度改革の大きな成果があると考えます。

正確なたとえではないかもしれませんが,医師の専門性の表示に関し,30年前であれば,「内科」だけだったものが,「呼吸器内科」「消化器内科」「循環器内科」というように分化し,現在では,さらに細分化が進んでいるのと似ていると思います。

個人的な意見ですが,弁護士は,医師と並ぶ専門職であり,弁護士に(単なる法律相談ではなく)現実の事件処理を委任することは,外科手術を依頼することと似ていると思います。重大な手術であればあるほど,医師の選択には慎重になりますし,また,医師との信頼関係が重要になると思います。


弁護士に相談する前に・・・

弁護士に相談する前に・・・

いきなり事務所に来られて,「相談したい」と言われる方が時々います。しかし,一般的に,弁護士は,裁判所に出廷して弁論をするために,自分の事務所を不在にしていることが結構あるものです。特に,当事務所については,近隣の裁判所が,水戸地方裁判所の龍ヶ崎支部,下妻支部,土浦支部であり,何れも片道40分以上かかります。いったん裁判所に出かけると,往復で半日くらいは簡単に潰れてしまいます。

また,裁判所に行くだけでなく,紛争の相手方との交渉や,参考資料・現地調査のために外出していることも多いです。したがって,相談をご希望の方は,必ず事前に電話でご予約下さい。

事務所にいる場合でも,締切に追われて(汗),裁判所に提出する文書の作成や,既往案件処理の準備をしていることが多く,予約なしの方に対応することは難しいです。

ここで,注意していただきたいことは,弁護士が提供する法的サービスとは,規格商品ではなく,個別具体的事案に応じたテーラーメード商品であるということです。法律相談一つをとっても,定型的質問に対する定型的回答という場合はたしかにありますが,個別具体性の高い問題については,それなりの検討が必要となります(正直に言うと,判断が難しい事案に遭遇した場合は,その場で即答することなく,関連する裁判例・文献を調べたり,信頼できる知り合いの弁護士に意見を聞いたりして,必ず裏を取ってから回答するようにしています)。

相談ブース

当事務所としては,結果がどうなるにせよ,少なくとも,依頼人の方には納得していただけるサービスを提供していきたいと考えています。同時に,生身の人間がやっている以上,弁護士の事件処理能力には一定の限界があります。したがって,そのときの仕事繰りの状況や,事案の緊急性,弁護士の適性等の見地から,全てのご依頼に応えることはできない場合がありますので,ご理解の程お願い申し上げます。

私は,弁護士と依頼人の関係は,対等であるべきだと考えています。依頼人の方は,弁護士の方針に疑問や意見があれば,弁護士に対して自由にものが言える関係・雰囲気があることが必要だと思いますし,逆に,弁護士の立場から,依頼人の方に苦言を呈するような場合もあります。

当事務所の事件処理方針としては,簡単な事件は簡単に解決し,複雑な事件は時間をかけて丁寧に解決することを心がけています。以前に比べればだいぶスピードアップされたようですが,それでも裁判ということになると,1年以上の長い時間を要することが多いです。迅速な裁判は,依頼人の方にとっても,裁判所にとっても,そして弁護士にとっても,利益になりこそすれ,損な話ではありません。

話が長くなりましたが,上記の申し上げたようなことを考えている弁護士です。案件処理については,「量」よりも「質」を重要視しています。どうぞ弁護士を選択する場合の一つのご参考として下さい。


弁護士 相澤 寛(茨城県弁護士会所属)

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弁護士 相沢(茨城県弁護士所属)